経営陣紹介

久夛良木 健

Ken Kutaragi

代表取締役社長 兼 CEO

 

1950年 東京都江東区深川生まれ

1975年 国立大学電気通信大学電子工学科卒業

1975年 ソニー株式会社入社 第一開発部、第二開発部

    情報処理研究所、総合研究所に所属し、液晶テレビ

    液晶ピークレベルメータ、μP開発支援システム

    電子カメラ、超小型磁気ディスクシステム

    音声DSP、システムLSI、デジタル信号処理

    等の研究を手がける

1993年 株式会社ソニーコンピュータ・エンタテインメント(SCEI)設立 取締役開発部長

1999年 株式会社ソニーコンピュータ・エンタテインメント 代表取締役社長

2000年 ソニー株式会社 取締役

2003年 ソニー株式会社 取締役 副社長兼 COO

2006年 株式会社ソニーコンピュータ・エンタテインメント 代表取締役会長兼 Gp.CEO

2007年 株式会社ソニーコンピュータ・エンタテインメント 名誉会長

    ソニー株式会社 シニア・テクノロジーアドバイザー

2008年 株式会社角川グループホールディングス 社外取締役(現任)

2009年 株式会社角川メディアマネジメント 社外取締役(現任)

    立命館大学大学院客員教授(現任)

    国立大学法人電気通信大学特別客員教授(現任)

    サイバーアイ・エンタテインメント株式会社設立 代表取締役社長(現任)

2010年 楽天株式会社 社外取締役(現任)

 

子供の頃からの夢は、「タイムマシン」を創って何時の日か時空間を自由に旅してみたいというものでした。ちょうど小学校の頃にジュール・ヴェルヌの「海底二万マイル」を読んで地底の世界を想像ながらワクワクしたり、「孫悟空」の世界や中学生の時に放映されたTVドラマシリーズの「ミステリーゾーン」の世界にドキドキしながら、その後に刊行される「ハヤカワ文庫」を読み進んで、アーサー・C・クラークの壮大なスペースロマンの世界やアイザック・アシモフやフイリップ・ディックの難解な世界に迷い込みなからも、一体いつ頃にこんな世界が来るのかな?と子供心にそれらの実現方法を考えて楽しんでいました。
SF小説の世界や映画の世界では、現実にはまだ存在していないようなワクワクする未来体験が、あたかもそこにあるかのように可視的に描かれています。時の経過と共に好奇心が薄らぎがちな大人は、ともすると既存の先入観や目先の技術的制約等を絶対不変なものと信じ込んでしまい、作家のような自由な発想で未来を捉える事がどうも不得意なようです。
この点、SF小説はたった一つか二つの虚構をリアルな世界に組み込む事で、独自の未来的ストーリーを展開します。そのたった一つか二つの当時は非現実的だった虚構を、革新的なイノベーションにより現実のものとした時、夢のような未来の扉がまた一つ開かれるのです。
今や紙のように薄い大型平面ディスプレイも登場し、街のデジタル・サイネージュは、映画「ブレードランナー」さながらになりました。生物の種や個体のDNAをデータベース化して、その生成から合成、培養から生体への移植さえも臨床実験の段階に近付きつつあり、人間の動きをリアルタイムに読み取る「マイノリティ・レポート」のようなインターフェースも既に安価に実用化されるなど、その進化の流れはむしろ加速しているように感じます。

これらを支えているのが、巨大な情報処理システムの登場です。今やマイクロプロセッサそのものの高速化や並列化のみならず、インターネット上の巨大検索エンジン等の登場により、クラウドレベルでの超並列化を支える大規模データセンター群の建設が日々進んでいます。データベースの巨大化も著しく、人類の「知」の数々を吸収したコンピュータシステムが人間のクイズ王に圧勝するなど、1968年に描かれたSF映画「2001年宇宙の旅」に出てくる赤い目を持つAI:HALの登場さえも、遥かに遠い未来の夢ではなくなりつつあるのかも知れません。
当社では、近い将来に可能になるであろうリアルタイムの情報処理システムの研究開発を通して、新たなエンタテインメント領域の創造に積極的に取り組んでいます。

 

 

 

薄   隆

Takashi Usuki

取締役 兼 CTO

 

1954年 神奈川県横浜市生まれ

1979年 慶應義塾大学大学院工学研究科修了

1983年 University of California, San Diego校留学

    ユーザインタフェースの研究

1979年 ソニー入社 ビデオ事業部研究部、情報処理研究所

    総合研究所に所属し、組込みソフトウェア開発

    知識情報処理(AI)、ネットワークシステム

    半導体設計支援エキスパートシステムの開発・運用

    TCP/IPベースのネットワークの構築等を手がける

1990年 慶應大学環境情報学部 非常勤講師

1993年 株式会社ソニーコンピュータ・エンタテインメント(SCEI) 開発部次長

1995年 Sony Computer Entertainment America R&D 担当 VP

1997年 Sony Electronics Inc. US Research Laboratory VP

1998年 ソニー株式会社 ホームエレクトロニクスカンパニー 開発担当部長

2000年 Sony Electronics Inc. サイバーテクノロジー研究所長

2009年 ソニー株式会社 退職

2009年 サイバーアイ・エンタテインメント株式会社設立 取締役 兼 CTO(現任)

 

メッセージ

常に時代を先読みすることを心がけ、これだと思うことを実践して行くことが好きです。ソニー在籍中には、世の中ではまだマンマシンインターフェースという言葉しかなく、工学的な側面ばかりを取り上げていたころに、ユーザインタフェースの重要性を唱え、社内に研究グループを発足させ心理学専攻の学生をエンジニアとして最初に採用したり、あるいは、まだ電話とファックスしか使われていない時期に、米国に留学中に初のワークステーションを使ったのをきっかけに、これからはネットワークを利用した電子メールや共同作業が重要になると信じ、いち早く社内にTCP/IPベースのネットワークを世界規模で構築し、日本の初期のインターネットであるjunetにも参画したりしました。さらには、社内では成功するとはあまり信じられていなかったプレイステーションの開発チームに積極的に参加し、ゲーム開発用ツールの開発を行ったり、米国の子会社に赴任してR&Dグループを率いたりして、プレイステーション事業にも貢献しました。いずれも、今は当然のことのように語られてしまいますが、当時は反対されることが多く、とても大変な作業でした。今回も、弊社CEOの壮大なビジョンに共感し、時代を先取りすべくサイバーアイ・エンターテインメント株式会社を設立し、近い将来に現在取り組んでいる技術が当然のこととして語られるようにするために、邁進中です。

 

 

横手 靖彦

Yasuhiko Yokote

取締役 兼 CDO (Chief Development Officer)

 

1960年 東京都葛飾区生まれの江戸っ子
1988年 慶應義塾大学大学院後期博士課程修了

    ソニーコンピュータサイエンス研究所入社
1996年 ソニー株式会社転籍
2004年 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント

    OS開発部長
2008年 ソニー株式会社

    Cellアプリケーション開発センター長 兼務
2009年 独立行政法人 科学技術振興機構 DEOSセンター兼務出向
2010年 ソニー株式会社 退職
2010年 サイバーアイ・エンタテインメント株式会社 取締役 兼 CDO(現任)

    東京大学特任教授(現任)

 

メッセージ

慶應義塾大学から学位取得後、ソニーコンピュータサイエンス研究所に設立メンバーとして参画後、ソニー株式会社、ソニー・コンピュータエンタテインメント株式会社と在籍。もっぱら、並列・分散処理技術をプログラミング言語およびオペレーティングシステムの層から追求してきた。Xerox PARCに短期滞在した際には、リフレクション技術のオペレーティングシステムの応用に関して研究した。研究から実用化と筋を複数通した経験を有する。2011年は歴史に記録を残す年に。弊社CEO、CTOとともに今までになかった体験を実現します。世の中まさに動乱の時代。この時空間の動乱をリアルタイムに皆様のお手元に届けます。まさに新しい時代の開拓に向けての毎日です。